【夏の通院対策】キャリーがサウナに…!猫の命を守る4つの工夫

ねこのいる生活
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うに
うに

病院行きたくないにゃ

ぽな
ぽな

ごめんね、でもちゃんと涼しくなれるようにしてあげるからね

うに
うに

仕方ないにゃぁ

夏の暑い日にも猫を連れて通院することがあると思います。

実は、夏の通院には何の対策もしていないと、それだけで猫の体調に影響を与えてしまうほどの危険が潜んでいます。

私たちは過去夏の暑い日に、短時間の移動なら大丈夫だろうと、いつも通りキャリーに入れて病院へ連れていったことがあります。

でも、診察室でキャリーを開けた瞬間、ふわっと熱気立ち昇ってきたことがありました。

猫は汗をかいて体温を調節するのがとても苦手な動物です。

しかも、キャリーの中は外からの熱と猫自身の体温でどんどん温度が上がります。

そのため、対策せずに通院すると熱中症のリスクもあり、命の危険にさらしてしまうことにだって繋がりかねません。

この記事では、実際に夏の通院を経験した私たちが、その体験をもとに考えた4つの暑さ対策をご紹介します。

猫と暮らすすべての人に「備えておいてよかった」と思ってたら嬉しいです!

大切な命を守るために、ぜひ参考にしてみてください!

うに

2024年1月11日生まれのマンチカンの女の子
猫飼いが初めてのパパせなとママぽなに毎日甘やかされながらすくすく成長中

飼い主は最近、猫検定なるものの勉強中で今は上級合格を目指しているらしい…

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夏の通院が猫にとって危険な2つの理由

真夏の通院は、猫にとって想像以上に負担が大きいものです。

特に通院目的であれば猫の体調が悪いことも多いです。

そのため、移動中の暑さが猫の命に関わることも。

ここでは夏の通院が危険な理由を実体験から2つ紹介しておきます。

夏の通院が猫にとって危険な2つの理由
  • 猫は汗をほとんどかかない
  • キャリーは熱がこもりやすい

猫は汗をほとんどかかない

猫の平熱はおよそ38〜39度と、人間よりも高めです。

この数字だけ見ると「暑さに強いのでは?」と思いがちですが、実はその逆。

猫は肉球にしか汗腺がなく人間のように汗をかいて、その気化熱で体温を下げることができません。

そのため、体温調節がとても苦手な生き物なのです。

特に暑い日の通院では、キャリーの中で体温による熱がこもりやすい環境になってしまいます。

そして、気づかないうちに熱中症になってしまうことも。

見た目に異常がなくても、帰宅後にぐったりしていたり、食欲が落ちたりしているのは、”移動中の暑さが原因”だったということも考えられるでしょう。

キャリーは熱がこもりやすい

こちらは私たちが普段使っているキャリーです。

キャリーとキャリーが気になるうに
普段使っているキャリーと気になるうに

それなりに風通しが良さそうな作りになっています。

そんなキャリーでも、日光を浴びたり、外気温が高すぎると、中はサウナのような状態になってしまいます。

特に徒歩での移動では、温度が高くなりやすい場所を通ることも考えられます。

飼い主が影に入れていても、キャリーには日光が当たっていたなんてこともありえます。

歩いている間はキャリーが揺れたり、外気の熱が伝わったりと、思っている以上に猫への負担は大きくなってしまいます。

飼い主が「暑いな…」と感じているとき、キャリーの中はもっと過酷な環境になっているかもしれません。

愛猫の命を守るためにも対策をしてあげましょう!

私たちが経験した”もわっ”事件

「猫の通院は暑さに注意」と頭では分かっていたつもりでした。

それでも、対策が甘く一度うにを危険に晒してしまったことがあります。

ここでは、反省と同じことをしてほしくないという思いを込めて、うにが通院したときに体験した“危機一髪”な出来事をお話しします。

初めての真夏の通院

うにが生後6〜8ヶ月だった2024年の夏。

門脈シャントの確定診断と手術、術後の検査のために、7月から9月にかけて何度も通院しました。

病院までは電車で約20分、そこから徒歩で約10分というルート。

移動時間としてはそこまで長くないものの、真夏の炎天下にキャリーを抱えて歩くのは、それだけでかなりの負担です。

もちろん、

  • 必ず日陰を通る
  • 常に日光が当たっていないか気を配る
  • なるべくキャリーが揺れないように持つ
  • 通気性のあるキャリーを使う

などの対策をして通院していました。

それでも、それだけでは暑さ対策には不十分でした。

病院到着後のキャリーの中

最初の通院では、通気性のあるキャリーを使い、できるだけ日陰を選んで移動していました。

そのため、当時はそれで対策はやりきったと思い込んでしまったんです。

ところが、病院に着いて診察が始まりキャリーを開けた瞬間、中から“もわっ”と若干の熱気が立ち上ってきました。

幸い、うにはグッタリしておらず、水を求めるような喉の様子でもありませんでした。

それでも、キャリーの中に手を入れてみると、明らかに蒸し暑い空気が漂っていました。

「これはダメだ……」と、かなり焦りました。

今だからこうして正直に書けますが、当時は「通気性があるし、時間も短いし…」と、どこかで楽観視してしまっていたんだと思います。

外気温+体温でキャリー内が急激に熱くなっていたと考えると、本当に運が良かったと思います。

これ以降、うにの負担をより減らせるように通院対策を見直し、実践しています!

猫の通院、夏の暑さ対策リスト

ここからは、私たちが実践してる・したい夏の通院対策を紹介します!

真夏の通院対策4選
  1. 移動時刻を朝か夕方にずらす
  2. 保冷グッズを使う
  3. 車やタクシーを利用する
  4. 直射日光を避け風通しをよくする

対策1:移動時刻を朝か夕方にずらす

夏に猫を連れて通院するなら、まず最初に見直してほしいのが時間帯です。

日中の気温が最も高くなるのは14時〜15時頃。

特にアスファルトの上を歩くと、地面の熱がキャリーにも伝わってしまいます。

そのため我が家では、急ぎでない通院は朝イチか夕方に行くようにしています。

ちなみに夕方はアスファルトに蓄えられた熱で日光がなくても暑い場合があります。

そのため、可能なら朝イチに通院することをおすすめします。

たったこれだけの工夫でも、キャリーの中の暑さはかなり軽減されます!

ただし、病院の予約や飼い主のどうしてもの都合によりそれも難しい場合があります。

そんな場合には、次に紹介する対策もぜひ検討してみてください!

対策2:保冷グッズを使う

暑さ対策に有効なのが、氷枕や保冷剤をタオルで包んで入れる方法です。

我が家では、病院でキャリーを開けたときの“もわっ”を経験してから、必ず氷枕を入れるようになりました。

氷枕
夏の通院時に使っている氷枕
タオルで包んだ氷枕
こんなふうにタオルに包んでからキャリーに入れてます

これはかなり効果があり、氷枕を入れてからは、キャリーの中が熱気でこもっていると感じることはなくなりました。

ただし、注意点もあります。

氷枕や保冷剤を使うときの注意点
  • 直接、猫に触れないようにする
  • 湿度が高くなりすぎないようにする

氷枕などが直接猫の体に触れると、お腹や足裏が冷えすぎて逆に体調不良の原因になってしまいます。

また、キャリー内の湿度が高くなりすぎると、今度はそれが原因で熱中症やストレスを抱えることにもつながってしまいます。

これらのリスクを避けるためにも、”吸水性の高い厚手のタオルで氷枕などを包む”ようにしておきましょう。

愛猫のためを思ってのことが、かえって愛猫にしんどい思いをさせてしまうこともあります。

そうならないためにも、気をつけて保冷グッズを使うようにしましょう!

対策3:車やタクシーを利用する

「うちは車がないから…」という方も多いかもしれませんが、できることなら車での移動が理想です。

エアコンが効いた車内で移動できれば、猫への負担は大きく下がります。

また、徒歩の移動時間を大幅に減らせることも大きな利点になるでしょう。

私たちは現在車を持っていません。

そのため、急ぎや体調が心配なときにはペットタクシーを利用しています。

地域によっては使えるサービスが限られていたり、予約が必要だったりするので、事前に調べておくと安心です。

なお、私たちが利用したときは、片道約4kmで3000円ほどの料金でした。

普通のタクシーよりは少し割高です。

それでも、”移動中に冷房が効いている”ことや”ペットに配慮された運転・対応の安心感”を考えると、十分に価値があると感じました。

そのため、車が使えない場合、今のうちにペットタクシーサービスが近場でやっていないかどうか調べておくのもアリだと思います!

対策4:直射日光を避け風通しをよくする

車やタクシーが使えないときでも、できることはたくさんあります。

  • できるだけ日陰を通るルートを選ぶ
  • 日傘を使って直射日光を避ける
  • 通気性のよいキャリーを選ぶ
  • キャリーに通気口の目隠し(遮熱用)をつける

こうした対策を組み合わせれば、移動中の体温上昇をかなり抑えることができます。

また、帰宅後は水分補給や体調の変化に気を配ってあげましょう。

一見地味な工夫でも、猫にとっては命を守る行動です。

ちょっとした工夫の積み重ねが、通院を少しでも安心なものに変えてくれるはずです!

まとめ:夏の通院は必ず暑さ対策を

夏の通院は、私たちが思っている以上に猫にとって過酷です。

体温調節が苦手な猫にとって、キャリーの中はほんの数十分でも命に関わる空間になることがあります。

最後に、私たちが実践する・したい対策のおさらいをしておきます。

夏の通院対策まとめ
  1. 通院の時間帯をずらす
  2. 保冷グッズを使う
  3. 移動手段を見直す
  4. 直射日光が当たらず風通しの良い道を選ぶ

全部が全部すぐにできる方法ではないかもしれません。

それでも、1つでも実践してもらえたなら、愛猫への負担は大きく減らせると思います!

大げさではなく、たったそれだけのことで“守れる命”があるかもしれません。

うにと暮らす中で、私たち自身が通院のたびに学び、改善を続けてきました。

この経験を通して、同じように悩んでいる飼い主さんの不安が少しでも軽くなればと思っています!

100点じゃなくても大丈夫。

60点でも、気づいて行動できたことが猫の命を守る一歩になるはずです。

今回の記事が、あなたの愛猫を守ることに繋がれば嬉しいです!

以上、うにパパせなとうにママぽなでした。

うに
うに

ちょっとはマシだったにゃ

ぽな
ぽな

本当?良かったぁ

うに
うに

でも涼しくても、病院にはあんまり行きたくないにゃ!

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