
今度はどこに連れて行くのにゃ

今日は病院で注射してもらうんだよ

行くのも嫌にゃのに、痛いこともするつもりにゃのか?!
「完全室内飼いの猫にワクチンはいらない?」
「年に1回の接種って本当に必要?」
など、ワクチン接種についての悩んだことはありませんか?
私たち自身、いろいろな情報を目にしたことで、「結局どうすればいいの?」とすごく悩みました。
それでも、最終的にはいくつかの判断材料をもとに、今年も接種をすることに踏み切りました。
この記事では、
- 猫のワクチン接種の頻度の考え方
- 完全室内飼いでも接種を決めた理由
- ”3種”と”5種”の違い
- 接種当日の様子と気をつけたいこと
について、私たちの体験を交えて紹介します!
「うちの子、今年のワクチンどうしよう?」と悩まれている飼い主さんへのヒントになればうれしいです!
年1回が常識?猫のワクチン接種の頻度と考え方
猫のワクチン接種は、多くの動物病院で「年に1回」が基本とされています。
これは、日本で使われているワクチンが「1年間の効果」を前提に承認されているからです。
そのため、多くの病院では毎年の再接種が推奨されています。
ただし、すべての猫に年1回の接種が必要であるとは限りません。
たとえば、アメリカの獣医団体(AAHA・AAFP)などは、”3年に1回の接種を推奨する”ガイドラインを打ち出しています。
日本でも、このガイドラインを参考に「完全室内飼いなら2〜3年に1回でもよい」と判断する獣医師も増えてきているようです。
このように、2025年現在、猫のワクチン接種の頻度についてはまだまだ議論されているようです。
そして実感したのは、ワクチン接種の頻度には“絶対の正解がない”ということでした。
だからこそ、愛猫の生活環境や体調の変化には、日頃から気を配っておきたいと感じました。
そして、信頼できる獣医師と一緒に考えて、愛猫に合うベストなスタイルを見つけることが一番なのだと考えています!

相談時にしっかり愛猫の様子を伝えられるようにしておきたいですね!
我が家が今年も接種を決めた理由
正直なところ、今回のワクチン接種には迷いもありました。
それでも最終的には、かかりつけの獣医師と相談して、今年も接種を決めました。
- 動物病院での感染リスクを減らすため
- 飼い主が外からウイルスを持ち込むリスクに備えるため
- 過去の接種で大きな副反応がなかったため
- 普段の様子から、接種に耐えられる体力もある
我が家のうには、完全室内飼いで他の猫との接触も多頭飼いの予定もありません。
そのため、海外で主流になりつつある”2〜3年に1回の接種”というガイドラインに沿うことも考えました。
そこで、うにを迎えてからの1年間をおおまかに振り返ってみました。
そして気づいたのは、”少ない時でも月1回の頻度で動物病院に通っている”ということ。
そのため、診察台や待合室など、他の猫が使った環境に触れるリスクはどうしても避けられません。
また、私たち飼い主が外からウイルスを持ち帰ってしまう可能性も、完全には否定できません。
そして、過去の接種時の様子や普段の体調を獣医師に伝えたところ、「接種に問題はないだろう」との判断をいただきました。
そのため、”念のための予防“として打っておくことを、飼い主の責任のもと判断しました!

私たちも、帰宅後はすぐに手を洗ったり、
うにを玄関に近寄らせないように気をつけて生活しています!
3種と5種、何が違う?我が家が3種を選んだ理由
猫の混合ワクチンには主に”3種”と”5種”があります。
そのどちらを接種するのかは猫の生活環境によって異なります。
私たちは今回、3種混合ワクチンを選びました。
その理由はシンプルで、うには完全室内飼いで、今後も多頭飼いの予定がないからです。
外に出る機会がなく、他の猫と接触するリスクも低いため、必要な予防が3種で十分と判断しました。
また、3種混合ワクチンには以下の感染症への予防効果があります。
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症(猫パルボウイルス感染症)
これらのウイルスは飛沫感染や接触感染を中心に広がります。
特に猫パルボウイルスは非常に感染力が強く、環境中でも長期間生き残ることが知られています。
そのため、室内飼いでも完全に安心とは言えません。
たとえば、飼い主の靴や衣服を介して持ち込まれることもありえます。
一方で、5種混合ワクチンには、上記に加えて以下の2つの感染症への予防が含まれます。
- 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
- 猫クラミジア感染症
これらは主に猫同士の直接接触を通じて感染します。
そのため、
- 外出の多い猫
- 多頭飼いの家庭
- 保護猫を新たに迎える予定がある
などの場合には5種混合ワクチンを接種することが推奨されます。
もちろん、「できるだけ多くの病気をカバーしておきたい」という気持ちは私たちにもあります。
ただし、感染リスクが極めて低い環境では、ワクチンによる副反応のリスクの方が気になることも。
だから我が家では“過不足なく必要な分だけを打つ”という考え方を大切にしています!
また、多くの猫が予防接種を受けることで、社会全体での感染拡大を防ぐ「集団免疫」の形成にもつながります。
我が家のうにのように、外に出ない猫は多いと思います。
それでも、他の猫たちと一緒に”守る側になる”という意味では、意義のある1本なのかなと感じています!
接種当日のようすと気になった副反応?
今回はうににとって2回目のワクチン接種。
普段どおりの体調だったとはいえ、やっぱり注射の日はちょっと緊張します。
ここでは、当日の通院〜帰宅後のようすまでを時系列で振り返っていきます!
移動中、うにの反応は?
当日の朝、うには普段通りの様子で元気に過ごしていました。
体調も問題なし。
うにはいつもキャリーを開けて近づけると、勝手に入ってきてくれます。
普段から、キャリーを隠れ家にしているので慣れてくれているのだと思います

また、たまたま涼しい気候であったため、特に熱中症の対策などはせずに移動することができました。
それでも、少し歩いていると何かを察したのか「にゃぁ…」と鳴いて、少し不安そうな表情を見せていました。
この鳴き声は通院のたびに聞いているもので、いつも申し訳なく思っています。

いつもごめんね
接種中のうにのようす
通っている動物病院は猫と犬の待合室が完全に分かれています。
また、猫はキャリーなどに入っている必要があるため、他の猫や犬と接触することはありません。
そのため、安心して過ごせる配慮がされています。
診察台に乗ったうにはいつも通りおとなしく、獣医師から「本当にお利口さんですね」と褒めてもらえました!
注射は一瞬で終わり、特に暴れたり鳴いたりすることもありませんでした。
ただし、その後の触診で口腔内をチェックしたときには久々に「シャー!」をしていました(笑)

うにの「シャー!」は今までに5回も見たことがないぐらいレアなんです!
うには怒ってるけど、ただただ可愛いんですよね(笑)
帰宅後の体調チェック
帰宅後も、うには特に疲れた様子もなく、普段通りに歩き回ったり、タワーで休んだりしていました。
ただひとつ気になったのは、食欲がいつもより少し落ちていたこと。
そのため、呼吸数や目の動き、耳の色(黄疸)などを簡単に確認させてもらいました。
それでも特に異常は見られなかったため、しばらく様子を見ることにしました。
次の日にはいつも通りの食欲に戻ってくれて安心できました。
それでも、もしものことを考えると、「心配なら電話だけでもしておけばよかったかも…」と反省しています。

まとめ:3種混合を“年1回”、選んだ理由と判断基準
猫のワクチンは日本では現在「年に1回」が基本とされています。
しかし、海外では「2、3年に1回」が主流になりつつあるのも事実です。
それでも我が家では、以下の理由から「3種混合ワクチンを年1回接種する」という選択をしました!
- 完全室内飼いとはいえ、通院などで他の猫との間接的な接触リスクがある
- 飼い主が外からウイルスを持ち込む可能性もゼロではない
- うには過去に副反応がなく、体力面にも不安がなかった
また、ワクチンの種類についても「今のうにに必要な分だけ」に絞り、5種ではなく3種を選択しました。
- 3種:空気感染や接触感染リスクのある主要なウイルスに対応
- 5種:3種の感染症+猫同士の直接接触が主な感染経路のウイルスにも対応
うにのように、完全室内飼いで他の猫との接触がない場合には、3種で十分だと考えられています!
逆に、”外出が多い”、”多頭飼いの予定がある”などの場合には5種を検討してもいいのだと思います。
大切なのは、「年1回で必ず打つ」のではなく、「うちの子にとって本当に必要なのかどうか」を信頼できる獣医と一緒に考えることだと思います。
その結果、我が家では今回も予防のための1本を打つことに決めました。
もちろん、獣医師と相談をしても最終的に打つかどうかを決めるのは飼い主の判断です。
愛猫にとって、一番いい判断ができるように、普段の様子や過去にはどうだったのかをしっかり伝えられるようにしておきましょう!
今回の記事が、愛猫にワクチンを打つべきかどうかを悩む飼い主さんのためになれば嬉しいです!
以上、うにパパせなと、うにママぽなでした!

お疲れ様!
どうだった?

ちょっと痛かったにゃ

そうだよね〜
けど、元気そうで安心したよ〜

頑張ったから、しばらく甘やかすにゃ
コメント