
今日はどこに行くのにゃ?

ん〜?病院

嫌にゃ!どこも悪くないにゃ!
私たち人間と同じように猫にも健康診断があることをご存知でしょうか?
また、
- どのぐらいの頻度で受けさせたら?
- 費用は?
- そもそもどうやって?
などなど、意外と気になることも多いのではないでしょうか。
この記事では愛猫に健康診断を受けさせたことがない・受けさせようか悩んでいる飼い主さんに向けて、
猫に健康診断を受けさせるときの流れを、実体験をもとにお話しします!
そもそも猫に健康診断は必要か?
私たちは猫にも健康診断は必要であると考えています。
猫は言葉で自身の症状を伝えることができないからです。
そのため、動物病院に定期的に通っていても、
猫が抱える健康問題を見逃してしまうことがあります。
実際に、私たちがそうでした。
うにが生後半年を迎え避妊手術をしようとしたときの話です。
術前検査にて、血中アンモニア濃度の異常が見つかりました。
CTによる画像診断を行ったところ、
門脈シャントという猫には珍しい先天性疾患があることがわかりました。
もちろん、動物病院にはうにの体調が少しでもおかしいと思うことがあれば、
その都度相談をしていました。
それでも、その病気を疑える強い症状が出ておらず、
検査を受けるまで見過ごされていました。
このときの経験から、見た目や普段の問診で問題がなくても、
定期的な健康診断は必要であると考えています。
健康診断で見つかる主な病気
猫の健康診断で見つかる病気の一例
分類 | 病気の例 | 主な症状 | 検査方法 |
---|---|---|---|
腎臓の病気 | 慢性腎臓病 | – 水をよく飲む – 排尿の量が増える – 体重減少 | – 血液検査 – 尿検査 |
心臓の病気 | 肥大型心筋症 | – 呼吸が荒い – 疲れやすい – 失神 | – 超音波検査 – レントゲン検査 – 血液検査 |
歯や口の病気 | 歯周病 | – 口臭 – よだれ – 食べにくそうにする | – 口腔内検査 |
尿路の病気 | 尿石症 | – トイレの回数が増える – 血尿 – 排尿時の痛み | – 尿検査 – エコー検査 |
感染症 | 猫エイズ | – 免疫力低下 – 口内炎 – 体重減少 | – 血液検査 |
いずれの病気の症状も、 「少し体調が悪いのかな?」
と思ってしまうようなものばかりという印象でした。
ただの口内炎だと思っていたら、重篤な健康問題が隠れていた。
ということもあり得ます。
定期的な健康診断は、このような病気の早期発見・治療に繋げることへの有効な対処法である考えられます。
【体験談】猫に健康診断を受けさせてみた!
では、健康診断について予約から検査結果が出るまでの流れを、
私たちの実体験をもとに解説します!
健康診断を受ける動物病院の選び方
まずは、うにに健康診断を受けさせる動物病院を決めるところから始めました!
過去に門脈シャントの確定診断のために、
いくつかの動物病院でお世話になりました。
そのどこの病院でも健康診断を受け付けていましたが、
最終的には、一番近く、普段からお世話になっているかかりつけの病院にお願いしました。
猫を迎えてかかりつけの病院を選ぶときに、
健康診断をやっているかあらかじめ確認するのもおすすめです!
健康診断の予約
どこで健康診断を受けさせるのかが決まれば、次は予約です。
予約は健康診断を受けさせたい日の2ヶ月ぐらい前にすることをおすすめします!
私たちは、電話で相談をするとすぐに健康診断を受けられるものだと思っていました。
ところが予約がいっぱいで健康診断を受けさせられたのは、
結局電話から約2ヶ月先の日程でした。
そのため、猫の健康診断を考えている方は、
受けさせたい日程のおよそ2ヶ月前には動物病院に相談しておきましょう!
動物病院に健康診断の予約状況が普段からどんな感じか聞いておくとより確実です!
健康診断直前の準備
検査項目に検尿と検便があるので、 排泄物を採取するよう指示がありました。
具体的な指示内容は、
- 検査を受ける2時間前以内に採取したものが好ましい。
- ただし、ギリギリを狙うと採取できない場合があるので、
2時間を超えている場合でも念の為採取しておき冷蔵保存する。
というものでした。
うには見事に検査直前にはしてくれず、
尿は夜中に、便は前日寝る前にしたのが最後でした。
システムトイレの場合、トイレシートを外した状態にすると、
1層目に尿が溜まるので採取は簡単でした。
また、採取には100均の文房具コーナーにあったスポイトを使い、 溜まっていた尿1回分の量を全て採取しました。
いざ健康診断本番へ!
うにが受けた検査は、
- 身体検査
- 検便
- 検尿
- 眼科検査
- 耳科検査
- 血液検査
- 胸・腹部レントゲン検査
- 心電図検査
です。
猫の年齢・持病・既往歴によって検査項目が変わるので、
予約時に獣医師と相談のうえ納得できる形で検査項目を決めましょう!
うにの場合、咳やくしゃみが気になることと、肝臓に関わる手術をしていたので、
そのことを伝えた上で検査内容を決めていただきました。
今回の健康診断では心配していたような異常は見つからず、
「健康である。」とお墨付きをもらえたのでとても安心できました!
ただし、検尿に関しては若干結晶が見つかったと言われてしまいました。
獣医師によると、
- 採取してから時間が経つと、結晶ができてしまう。
- レントゲン検査では膀胱や腎臓に異常が見当たらないので、その可能性が高い。
とのことでした。
今回は、私たちが寝ている間に排尿したものを採取していたため、
尿が室温に数時間さらされたことが結晶化の原因となったのではないかと推測されました。
そのため、尿の採取が健康診断の直前にできなくても、
排尿後すぐに採取し冷蔵保存するように心がけましょう!
これから、愛猫に健康診断を受けさえようと考えている方はぜひ参考にしてください!
健康診断の費用はどれくらいかかる?
検査項目にもよりますが、おおよそ10,000円〜30,000円ほどの費用がかかります。
基本的には、猫の年齢が上がると費用も上がっていくと考えて問題ありません。
今回、うに(1歳)の場合は15,000円ほどかかりました。
決して安くはありませんが、
- 安心のお墨付きがもらえる
- 病気があっても早期発見の可能性が増える
などなど、猫と安心して暮らすための投資だと思い割り切りました。
具体的な費用については、受診を考えている動物病院での確認を必ずしておきましょう!
健康診断は年に何回がベストか?
一般的には、
- 1〜6歳までなら年1回
- 7歳以降は年2回
を基準に健康診断を受けさせるのが理想とされているようです。
ただし、持病や既往歴がある場合には、
獣医師と相談して健康診断の受診のペースを決めるようにしましょう!
うにの場合は、門脈シャントが再発していないかの確認のため、
「半年に1回程度の血液検査はした方が良いかも。」 と獣医師と話をしています。
門脈シャントのような生後半年でも重ければ命に関わる病域は病気は他にもあります。
そのため、猫を迎えられた方は、すぐに1度獣医師と相談し、 猫が健康診断に耐えられる程度に育ったタイミングで、 一度、健康診断を受けさせることをおすすめしたいです。
まとめ:猫の健康診断と健康管理
以上、うにに健康診断を受けさせたときの体験談でした!
最後に記事のおさらいです!
- 普段の様子からは気づきにくいこともあるので、猫にも健康診断は必要
- 普段から愛猫の様子を伝えているかかりつけでの受診がおすすめ
- 検査項目は獣医師と応相談
- 費用は10,000円〜30,000円程度で、高齢になる程高くなる傾向にある
- 6歳までは年1回、7歳以降は年2回の受診が目安
- 持病や既往歴がある場合には、受診のペースは応相談
今回は特に問題がなく無事に健康診断を終えることができましたが、
今後も定期的に健康診断を受けさせようと考えています!
もちろん、健康診断のタイミングだけでなく、
日常的にスキンシップや食事、排泄の様子など健康状態を把握し、
少しでも異常があれば獣医師に相談するつもりです!
この記事が、猫の健康に不安を感じている方の励みになれば幸いです!
うにはもちろん、この記事を読んでくださった皆様の愛猫が、
できるだけ長く幸せな猫生を歩めることを祈っています!
以上、うにパパせなとうにママぽなでした!

頑張ったから眠たいにゃ…

お疲れさま。ゆっくりおやすみ!これからも健康でいてね!
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