こんにちは。『うに』ぱぱの『せな』です。
私たちの愛猫『うに』に門脈シャントが見つかったとき、まず心配になったのは『うに』の命のことでした。
それと同時に「いくら治療費があれば、納得いく治療を受けさせてあげられるんだろう?」という疑問が湧き上がりました。
私たちの経験をお伝えすると、2024年9月当時、その治療費は保険適用前で100万円を超えるほどでした。
そこで今回は、
- 門脈シャントの治療費総額
- 治療費の内訳で大きかったもの
- 治療費以外にかかったもの
の3点をお伝えします。
また、治療費の備え方については、下記の記事で私なりの考えとその理由について紹介しています。
興味のある方はそちらも是非お読みください。
門脈シャントの検査・手術にかかった費用の総額
まずは、『うに』の門脈シャント闘病生活においてかかった治療費の総額をお伝えします。
- 医療費合計(税込):1,051,457円
- 保険給付額:516,867円
- 自己負担額:534,590円
『うに』の門脈シャントは、
- 先天性疾患であることが診断によって認められた
- 保険加入後に発覚した
という2つの理由から保険の適用が認められました。
それでも、自己負担額が50万円を超えていて、
「もし、準備をしていなければ…」
と思うと、今でも背筋が冷える感覚に襲われます。
これ以降、いつ、何が起こっても納得のいく治療を『うに』に受けさせてあげられるよう、準備を整えるようになりました。
門脈シャントの治療にかかった費用の内訳
門脈シャントの闘病にかかった治療費の総額を紹介したところで、次はその内訳について、代表的なものを紹介します。
紹介する費用は次の4点についてです。
- 門脈シャントを疑った日の検査費用
- CT検査による確定診断にかかった費用
- 手術・入院にかかった治療費
- サプリや交通費などのその他費用
門脈シャントを疑った日の検査費用
まずは、門脈シャントを疑うきっかけになった、避妊手術の術前検査にかかった費用です。
その総額は、小計34,000円(税抜)+消費税3,400円=37,400円(税込)となりました。
また、主に費用がかかった項目は次のとおりです。
- 血液検査:15,000円
- 総胆汁酸検査:10,800円
- 超音波検査:6,000円
門脈シャントが確定する前でも、検査が重なると3万円を超えるということは、ぜひ覚えておいてください。
CT検査など確定診断にかかった費用
続いて、門脈シャントの確定診断にかかった費用です。
その総額は、小計103,500円(税抜)+消費税10,350円=113,850円(税込)でした。
主に費用がかかった検査項目は下記のとおり。
- 全身ガス麻酔:10,000円
- 単純CT検査(8kg以内):35,000円
- 造影CT検査(8kg以内):10,000円
- 専門医読影:18,000円
CTによる画像診断は、門脈シャントを確定するうえで欠かせません。
私のケースでは、保険適用後自己負担額は税込101,850円でした。
もちろんこれは、地域・病院・機材・撮影範囲によって大きく変動するはずです。
詳しい金額については、受診を考えている病院に直接相談することをおすすめします。
手術・入院にかかった治療費
門脈シャントの闘病生活において、もっともかかったのが手術・入院の費用です。
その総額は、小計695,808円(税抜)+消費税69,582円=765,390円(税込)でした。
手術・入院費にかかった主な項目は次のとおりです。
- 門脈体循環シャント結紮術(肝外):293,820円
- 入院・看護料:93,570円
手術に関する費用は上記の術式に加え、麻酔や消耗品費なども加わります。
それらをまとめると1回の手術に関する費用は50万円を超える金額になりました。
そして、門脈シャントの手術は、シャント血管の状態や、猫の体調次第で、2回3回に分けて行われることも。
そのため、2回以上になることも考えると、100万円ぐらいはかかると考えておく方が無難だと思います。
なお、私たちは高度2次診療施設での手術・入院をお願いしたため、その分費用も高額でした。
手術を受ける病院によって、費用も大きく異なります。
そのため、あくまで参考値であるということをご理解ください。
サプリや交通費などの諸費用
最後に、治療費ではありませんが、サプリやペットタクシーにかかった費用についても紹介しておきます。
注意:費用はいずれも2024年8・9月のもののためご注意ください。
項目 | 費用 | 備考 |
---|---|---|
BCAAサプリ | 1,764円 | – 筋肉でのアンモニア解毒をサポートするサプリ – Amazonで購入 |
ペットタクシー | 5,940円 | – 入退院の往復分 – 距離約5km |
手術代と比べれば、小さな金額かもしれませんが、積み重なると決して無視できない金額です。
また、私たちは都心部に住んでいたため、入退院日以外の診療のときには電車を利用しました。
そのため、1回の診察では交通費が往復1,000円未満でした。
都心部以外だと交通費も馬鹿にならないため、普段から「大きな病院に行くことになったら?」という視点で交通費を計算しておくのもおすすめです。
まとめ:猫の門脈シャントの治療費は総額100万円を超えることもある
今回は、2024年9月当時、愛猫『うに』が門脈シャントの治療を受けたときの費用についてお伝えしました。
- 治療費総額:1,051,457円
- 保険給付額:516,867円
- 自己負担額:534,590円
そのなかでも特に大きくかかったのは、手術に関する費用で、保険適用前では50万円を越すほどでした。
『うに』は手術が1回で終わったため、これで済みましたが、門脈シャントの手術は2回以上になることも。
手術が2回になれば、当然金額も2回分相当に跳ね上がります。
だから、私は「門脈シャントの総医療費は100万円を超えることもある」、と考えておくのが無難だろうと思っています。
もちろんこれは、医学的知識のない一個人の考えです。
そのため「これだけあれば絶対に安心できる!」という趣旨のものではないことはご理解ください。
治療費の備えについては下記の記事で私なりの考えを紹介しています。
興味のある方はぜひそちらも参考にしてください。
私たちの実体験が愛猫を守る準備の参考になれば嬉しいです。
以上、『うに』パパのせなでした。
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